ドライブ ドゥ カルティエ ムーンフェイズ 新作「ドライブ ドゥ カルティエ」がどういう流れで、クッション型ケースを採用していったか確認してみよう。

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カルティエ ドライブ ドゥ カルティエ ムーンフェイズ WSNM0008
画像(宝石広場ヤフー店)より
最近カルティエは男性用腕時計に力を入れている。
それを象徴するかのように昨年お披露目されたカルティエ男性用腕時計「ドライブ ドゥ カルティエ」に新作が加わった。
しかもカルティエ新型自動巻きCal.1904-LU MCを投入する、熱の入れ様だ。
だがしかし流石カルティエ。衝撃的なデザインや流行に流されるのではなく、デザインのシンプルなフォルムこそを重視する。
シンプルなデザインの中にこそ、現在のカルティエが長年愛されている秘密が隠されている。

さて「ドライブ ドゥ カルティエ」は、カルティエ伝統の2針ドレスウォッチを重視するスタイルを取っている。
更に6時の位置には、ムーンフェイズディスクが搭載されているのが特徴だ。
125年で1秒の誤差の高精度さを誇る。

カルティエの特徴である華麗なクッション型ケース。
世界中の富裕層から、鍛え抜かれた形状は新作と言えど健在だ。
肉厚になっているが、伝統エレガントさを保ったケース形状はカルティエならではないか?
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ムーブメント 自社製自動巻きキャリバー「1904-LU MC」を搭載。
裏蓋はシースルーバックとなっており、美しいコート・ド・ジュネーブ装飾が施されたムーブメントだ。

では「ドライブ ドゥ カルティエ」がどういう流れで、クッション型ケースを採用していったか確認してみよう。
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トノー(1906年)
カルティエ初の自社ファーストデザイン
トノー→樽という意味。
腕の流れを意識した曲線が特徴。
また、宝石関係のブランドながら、この頃から既にシンプルデザインに徹しているのが分かる。
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トーチュ(1913年開発)
トノー(樽)の発展型である、トーチュ(亀)。
ルイ・カルティエが、トノー(樽)モデルをインスピレーションとして制作した。
曲線が美しい、柔らかい形状が特徴。
トーチュはカルティエ伝統のケース形状として、クロノグラフ、永久カレンダー、ミニッツリピータ―などに採用されていく。
新作「ドライブ ドゥ カルティエ」はカルティエ伝統のトノーを、男性向きにシャープにしたデザインが印象的だ。
ある意味、カルティエ伝統のデザインを継承したモデルである。
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カルティエ ドライブ ドゥ カルティエ ムーンフェイズ WSNM0008
以上の様に、この新作は1906年トノー→1913年開発のトーチュの流れを引き継ぎ、男性用に解釈したデザインだと言える。


カルティエ新モデル開発の行程。
基本的に市場からの要望によって、デザイナーがデッサンを作成。
(基本的にパリのデザイン工房 カルティエ・ウォッチデザインスタッフが担当)

市場や顧客の要望に従ったデザインを、カルティエ上層部(社長、マーケティング、アートデザイナー、コミュニケーションディレクター)が審査。
①腕時計のデザインを、美的観点から。
②市場視点から
③コスト
④シンプル&ピュア(シンプルな、2針ドレスウォッチを重視するスタイルもここから)

OKが出たデザインから、スイスのフリブールにおいて試作することになる。
(ちなみにデザインはデザイナーのイニシャルと共に、永久保存される)

更に試作品は形や大きさを検討しながら、数多く制作される。
「ドライブ ドゥ カルティエ」ひとつとっても、膨大な数の試作品が制作されたはずだ。
そして、あえてシンプル&ピュア。
基本的に長年にわたり愛用されるデザインを目指した「シンプル&ピュア」デザインこそが、カルティエの神髄である。
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カルティエ ドライブ ドゥ カルティエ ムーンフェイズ WSNM0008 新品 メンズ 腕時計
Theme: 腕時計
Genre: ファッション・ブランド