レディースアンティークウォッチ 1954年製 パテック・フィリップ Ref.3104/1

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1954年製 パテック・フィリップ Ref.3104/1
1954年製の一体型ブレスレットモデルのパテック・フィリップRef.3104/1です。
Ref.3104/1と言えば、ボリューミーなブレスレットタイプのハンターケースモデルで、オークションアイテムにもなっている超稀少モデルです。

特徴は、腕時計が主役ではなく18KYGを使用したブレスレッドが主役という事です。
では、なぜブレスレッドが主役なのでしょう?

戦後1940年代後半からジュエリー界において、もう一つのジャンルが生まれました。
つまり「腕時計」です。
しかし「時計」が主体ではなく、高級ブレスレッドに時計が付いたという形になります。

このパテック・フィリップRef.3104/1の様に時計の部分は目立たず、一見ブレスレッドの様にしか見えません。
曲線を生かしたふくよかなブレスレットは、まるで貝殻を連ねたような複雑な造型。
精巧な細工を施した、極限まで手の込んだブレスレッドです。
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装着時にはより細部の陰影が際立つ、美しいつくりとなっています
1929年の世界大恐慌~1945年の終戦に至るまで、一時的にジュエリー界は細々と商売を続けていきます。
またこの頃は、難民の為の宝飾品が生まれました。

第二次世界大戦中、ユダヤ人が逃亡の為に必要したのは貴金属類だったのです。
この頃のジュエリーは大型で、金をふんだんに使用した物が多いのが特徴。
その傾向は1950年代前半まで続きます。
つまり1954年パテック・フィリップRef.3104/1は、その流れを汲んだブレスレッドタイプの腕時計と言えるでしょう。
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カバーを開けると、ヴィンテージパテックならではのシンプルなデザインでありながら、磨きあげられた針、そしてシャープなインデックスの映える文字盤が姿をあらわします
この様なブレスレッドタイプの腕時計は、第二次大戦中中立だったスイスで発達しました。
つまりスイスの代表的ブランドである、パテック・フィリップもこうした宝飾性の高い腕時計造りをしていた訳ですね。
50年代以後こうした「危機の産物」とも言える、大振りのブレスレッドタイプの腕時計は姿を消していくことになります。
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ゴージャスなブレスレットのなかに時計のヘッド部分が格納される構造となっています
腕時計は当初女性の為の装飾品の一部と考えられていました。
パテック・フィリップ初の女性用腕時計は、1869年に制作されています。
(ハンガリー・コスコヴィッチ伯爵夫人が愛用)
当時においてはブレスレッドと懐中時計を組み合わえた作品が多かったのです。
つまりプレスレッド+時計という組みあわせは、パテックフィリップが得意とする様式でもある訳ですね。
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製造年代1954年製
機械種類手巻き
ケース材質18KYG
ケース仕様ハンターケース
ケースサイズ18×14ミリ
ケースNo514099
キャリバーCal.7-70
キャリバーNo947218
素材18KYG

パテック・フィリップ Ref.3104/1は、ボリューミーなブレスレットタイプのハンターケースモデルで、オークションアイテムにもなっている超稀少モデルです。
1954年製パテック・フィリップ Ref.3104/1
Theme: 宝石・天然石・パワーストーン
Genre: ファッション・ブランド